ゲインロス効果は、心理学的に説明するなら、
「人々が他者の感情変化に対してどのように反応するかを示す心理現象です。具体的には、相手からのポジティブな評価(ゲイン)とネガティブな評価(ロス)が、感情や行動にどのように影響するか」
となります。小難しく言わずに簡単にいいますと「良いギャップ」ということです。
マイナスなイメージを持たれている場合、ちょっと善いことをすれば、そのイメージは一気に回復する現象です。不良がちょっといい事すれば、すごくイメージが良くなる。あれのことです。
悪いことをせず常にまじめな学生の方が、確実によいことはわかっているのに、善い行いをした不良の方がイメージが良くなってしまうには、この「ゲインロス効果」が影響しています。
この【ゲインロス効果】をどのように恋愛に関わってくるかを説明していきます。
具体的事例
ゲインロス効果が発揮された事例をいくつか紹介します。
- チャラそうな男性なのに、英語がペラペラ。
- 見た目はイカツイ系の男性なのに、サラッとピアノが弾ける。
- 普段は天然な感じの男性なので、仕事がバリバリできる。
こういったような「●●なのに〇〇」という型に収まるようなことが多いです。
ダメそうなのに良いところが見えると、一気にイメージは回復どころか、好印象にまで振り切ってしまう心理効果があります。
マイナスから入ってはだめ
ゲインロス効果は、プラスとマイナスの変化量が大きいほど効果を発揮します。
あえてマイナスから入ってプラス面を見せることで、変化量を大きくし、プラスポイントを高くしようと絶対に思ってはいけません。別記事で紹介した【初頭効果】では、第一印象がすべてとお伝えしている通り、第一印象のマイナスは絶対に避けなければなりません。
効果がどうとかの以前に、恋愛対象の土俵から落ちてしまうリスクの方が高いのでやめてください。
どうしようもなくマイナスのイメージを持たれてしまった場合にこの【ゲインロス効果】を思い出して、プラスにさせる努力をするという使い方が正しいです。
徐々に変化させていく
変化量が大事といっても、一気に短期間で180°イメージを変えてしますと、逆に「信用しても大丈夫か?」「裏表がある」という別のマイナスイメージを与えかねませんので、一気に変化させずに、ゆっくり、ゆっくりと挽回していけばよいくらいに考えて下さい。
難しく考えずに、徐々に好印象を積み重ねていくイメージです。これでOKです。
同じ系統で変化させる
マイナスをプラスに転じさせるにあたっては、当然のことながら、同じ系統で変化させることが必要です。持たれてしまったマイナスイメージを補うために別ジャンルで好印象ポイントを上げることは【ゲインロス効果】ではありません。
見た目なら見た目、会話なら会話、でマイナスイメージを払拭する必要があります。
まとめ
ゲインロス効果は、「良いギャップ」と置き換えれることをお伝えしました。恋愛関係においても効果を発揮する心理テクニックと言えるでしょう。しかし繰り返しになりますが、プラスとマイナスの変化量が大きい方が効果があるとはいえ、わざわざマイナスのイメージから始めるようなミスはないように十分注意してください。
コメント
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